05/05/07
「妖精フローレンス」は、ハローキティ30周年記念レビューとして、2004年の春からピューロランドのメルヘンシアターにて行われているミュージカルです。
2000年頃にピューロランドの知恵の木ステージで同名のショーがありました。
おとぴゆ日記に書きましたが、その旧「妖精フローレンス」のビデオを友人から借りました。かなり突っ込み所が多くて、とても日記で済ますのは勿体無いのでこっちに紹介します。
先ず、基本知識として現在の「妖精フローレンス」の公式サイトです。
このページの画像にある紫色のパンジーの精(まっちーかな)は、新作フローレンスには出てきません。
チューリップ(とっこかな)とバラ(テンテンかミンミンかな)は新作にも出てきますがコスチュームが違います。この3人は全て、旧妖精フローレンスの時の衣装なのですね。
当然ですが衣装だけでなく、ストーリーも新作と旧作ではかなり違っています。
小説の「妖精フローレンス」が元になっているんでしょうけど、読んだことがないのでどっちが原作に近いかは分かりません。
では、既に終わってるショーなので今更ネタバレもないと勝手に判断し、ストーリーを時系列に並べ紹介いたします。
(いつも以上に画質良くないのはご勘弁を)
始まりは、やけに牧歌的。マイメロディの左にいるのはお馴染みの増田豊(YUTA)さんですね。
ちっちゃい光がちらちらと走り回るハプニング発生。
花のワゴンの後ろに消えたその光を調べたマイメロは、そこに花の国の王子を見つけます。
マイメロによるパペットマペット
ちっちゃい王子がしゃべります
廉価版DVDで出てる「ドリームエンジェル」にも、ドリーム君って「箱」がお姉さんの手の中で喋るシーンがありますが、それに似ています。
ちっちゃい王子曰く、
悪魔の花の呪いでこんな姿になっちゃった。
フローレンスの持つセンバの棒で花の国の女王のところに連れてけおい。そんでのろいを解いてくれい。
フローレンス、棒持って登場。なんだか、主役なのに目立ちません。あんまり目立たなくてキャプチャーすんのも忘れて御免なさい。
ジャジャーンでここは既に花の国
先ずはパンジーの精がお出迎えでダンス披露
(先に王子を治してやったら良いのに)
お次はチューリップのワルツです。これが実はポイントその1。
ずんたったーずんたったー
現在やっている新フローレンスではチューリップ3人娘がスカートをパッと開く、強烈なシーンがあります。
公式サイトにも以前配ってたショープログラムにも、このスカートおっぴろげ時の写真が載っている事から、ピューロでは特に問題無しと判断されているのでしょう。(私は未だにレポートに載せられないでいますが)
写真見ただけじゃ分かりませんが、実はこれはたまたま一瞬開いたという訳ではなく、、開いたまま数秒間静止するという大胆な演出なのです。
初めて観た時、ビデオ撮影しながらのけぞりそうになったのは内緒。
で、また閉じてまた開いてさらに静止。
閉じて後ろ向いたのでほっと気を抜いてると、とどめにくるっと振り向きざま開いて静止。
開くたびにのけぞるそうになりまして、実際やるとドリフのコントみたいになるなあとか思いますが、やったことありません。
話を旧フローレンスに戻しますが、旧フローレンスにもほぼ同じシーンがあったのに大変びっくりしました。
緑色がステキです
ぱっぱっぱは、ポリシーを持って行われていたのですね。
チューリップたちはー、随分昔から開いていたんだなーと、立松○平も言ってました。
(↑うそですよ)
続きまして、バラの精のフラメンコ。
オーレ!
でました、ポイントその2。通称「おとのさまー」のシーンです。
新フローレンスではバラ男性がバラ女性の巻きスカートの端を掴んでスタンバイ。バラ女性がクルクル周るのでスカートが外れていきます。
限界まで外れて、さー後が無いぞ、どーする?と思った直後に逆回転でクルクル巻いてハイ元通り。
ある意味、イリュージョン。
なんと!旧フレーレンスでも同じシーンがあったのにビックリというか、、、、「やっぱりなー」と思ったのですが、なんと!両手でダブルくるくるなんですよお父さん!
そのダブルなおとのさま役を買って出たのは、YUTAさんなのでありました。
ダブルでクロスでガッツポーズ!
決まったー!
情熱的なシーンが続きましたが、お次のそら豆たちの登場はかなりコミカルなパートで、欽ちゃんの仮想大賞が思い浮かびました。
真ん中はとっこちゃんみたいね
ここで悪魔の花、ラフレシア登場。新フローレンスの悪役はイラクサでしたけど。
私がラフレシアです
うわっ!ペックル食われてる!
もうやめなさい!とフローレンスらをお供に女王登場。
私が花の国の女王、キティです(わーお!)
新フローレンスじゃトラブルメーカーのわがまま娘だったのに旧作じゃ花の国の女王ですか。
王子が元の姿に戻れるようにみんなで祈ってください
(祈る祈る)
さあ幾多の試練を乗り越え、ミニ王子様が本当の姿に戻るという感動のシーンです。
うなだれる王子
戻ったのか?
みなさん、私を助けてくれて本当にありがとう
ジャジャーーン。登場した王子様は、やっぱりYUTAさんですね。
キリッとしててなかなかかっこ良いんですよ。
「ありがとう、みなさん」とか言っちゃうんですよ。クチパクなんですけど。
でも御免なさい。ちょっと笑っちゃいました。笑うとこじゃないですけど。
だってーーーー。今の芸風と全然ちがうんだものー。
ピューロでは、一つのショーで一人何役もするのは普通なんですが、おとのさまーでスカート外してガッツポーズしてた方が、最後の最後に王子ですなんて出てくるという展開は見てる人、特にお子様の頭にどう理解されたのかと思うとちょっと不安です。
王子が元に戻ったお祝いに花の国の舞踏会が開かれ、フローレンスの曲に合わせてみんなで踊ります。
この曲は、今のフローレンスでは開演前のメルヘンシアターで流れていますね。
感動のフィナーレ!
ダンスは今より全然地味な感じです
ダンスを踊ってジャーンと全員決めポーズでめでたしめでたし。
その決めポーズのまま王女キティがおっしゃいます。
それでは!みんな揃ったところでフラワールーレットゲームを始めましょう。
これから順番にゲームの説明をしていくので良く聞いて下さいね。
ガチョーーーン!!
さらに王女さまは続けます
妖精さんたち、お手伝いよろしくね!
お手伝い、、、、妖精さんがゲームのお手伝い、、、、。
感動のラストシーンのまま抽選会みたいのがスタートしたようです。ビデオはそこでぶっつり切れているのですが、感動は?
ねえ、感動はどうなったの?
旧フローレンスはあまりに楽しい突っ込み所が多くて、どうしたものかと思いましたが、ほぼ残さず突っ込んどきました。
真剣に遊ばせて頂きましたが、茶化したわけではないので誤解無きようにどうかひとつ。
観たかったなー、ビデオじゃなくて実物を。できればこのままの形で知恵の木ステージでの再演を希望します。
もちろんおとのさ、、、、もとい!王子様はYUTAさんが第一希望です。