04/12/30

ピューロランドでの楽しみ方は人それぞれ、色々な楽しみ方があります。

私の場合エンターティナーの方々の顔と名前が徐々に分かってきたことでピューロの楽しさがドンドン増してきました。そのあたりは当サイトの
コラムその8「中級ピューラーへの道」にあります通り。

ピューロランドには「公式ガイドブック」というものが存在します。

書店に行くとねずみさん関係のとこは非公式ガイドブックも相当数発行されていますが、ピューロの場合は非公式ガイドブックは見たことないですので、多分唯一のガイドブックであると思われます。
どーでも良いですが、おとぴゆ開設は、この状況を見て
「チクショー。こーなったら非公式ガイドブック作ってやろーじゃんかよー」って思ったのがきっかけです。

さて、公式ガイドブックに話を戻しますが、これにその年のエンターティナーの方の顔と名前が載っていまして、ファンの方々にはこれが大変重要であります。

残念ながら2004度版は12月末現在でも未だ発売されていませんのでこのまま未発行なのでしょう。

しかーし、その代わりにピューロランドでは現在「ショープログラム」というものを無料で配布していまして、これに各ショーに出演中のエンターティナーの方々の顔と名前が載っているのです。
これは大変画期的で、「公式ガイドブック」以上に大変大変重要アイテムとなるのであります。


無料にしては立派なカラー写真で、
サイズも大きく数ページ
さて、この「ショープログラム」をピューロで無料配布していると、どの用に嬉しいのでしょうか。

ここでお二人の初ピューロの方の事例で説明致しましょう。

(フィクションとなっております)


 

例1
初ピューロのお父さん34歳
娘6歳
妻32歳

家族3人の初ピューロです。

10:00開場と同時にディスカバリーシアターの「シナモンのひみつの扉」に並んだお陰で最前列で見ることになりました。

「平日はすいてるんだなー」

ショーが始まり、となりでシナモンの登場によろこぶ娘を見て、休み取って連れて来てやって良かった良かったと満足するお父さん。

ふと、舞台上の見上げる位置で踊っている女性と目が合った、、、、ような気がします。

「え?」

ファッションパッションファッションパッション
ドキドキ。

早くなる鼓動。

「こ、これって?」

もはやシナモンがどーなっても良くなって目はその女性を追っていますが、いくつもの衣装に早変わりするので追うのも一苦労。

「シナモン、邪魔邪魔」などと心で叫ぶくせに、その方が自分の目の前に来たりするとなぜか緊張、手に汗握ります。

ショーが終わりました。
ばいばーい。小さく手を振るお父さん。

ショーが終わり、「シナモン可愛かったね!」と言う娘に向かって、思わず

「そうだねー、可愛かったねー」と真剣に答えてしまいあせりましたが、娘は気付かなかったようで一安心。

並んでいる時にもらったショープログラムを見てみますと先程の女性が載っています。お名前を見るとどうやら「名取亜紀さん」(仮名)らしいことが判明。

「亜紀(仮名)ちゃん、、、」

おもわず呟いてしまい、アセルお父さん。
となりの奥様には聞こえなかったようで一安心。

さて、その後キティズハウスやボートライドを体験し昼食を取ってから午後のイルミナントの時間になりました。

ほー、なかなか綺麗だし面白いじゃないの、なんて余裕で見ていると、

あれ?あのオレンジ色の帽子かぶって手をぴらぴらさせてるのは、さっきの「亜紀(仮名)ちゃん」に似てる気が、、、、

え?そうだよねえ!本人だよねえ!
見続けようとしますが、ピューって走って行っちゃいました。


へー、亜紀(仮名)ちゃんってばパレードにも出てるんだ。そっかそっかー、うんうん。

なぜかちょっと感動するお父さん。

そしてその後のウサハナのカラフルファンタジーに登場した「名取亜紀さん」(仮名)を発見したお父さんは、思わず立ち上がって「ブラボー!」と叫んでしまいました。


例2
初ピューロのお母さん38歳
娘5歳
お父さんは休日出勤のため不参加

魔法使い大行進を見ていたお母さん。娘さんはちびっこ魔法使いで参加してます。

「あら、魔法使いセットってのを買ってやったけど買わなくても参加できるのねえ。まあえらく喜んでるんで良しとしましょ。」

お母さんは余裕なので、ショーの最中もショープログラムをぱらぱら見ちゃったりします。

「えーーと、今出てるミスティ先生って、、、、かいださんね。優しそうな先生で良いわあ。今の娘の担任、評判悪いのよねえ。



あ、ゾイルってのはこの人、黒木さんね。
なんだか歌舞伎役者みたいね。歯が光ってて良いわあ。バク転とかはしないのかしら?」(←実はバク転好き)


ここで名前が頭にインプットされたお母さん。独身時代に保険のセールスをしていたこともあり、一度覚えた名前は忘れません。

午後のイルミナントを観ます。

またなんだか買え買えって言ってるわー、マズイわねえー。
え?欲しいの?
さっきマント買ったじゃないの。次来た時買ってあげるから我慢しなさい。

あらあら、なんかピエロみたいのが回って来たわ。

あら?ピンクの衣装で頭がクルクルパーマの女の子。
さっきミスティ先生だったかいださんじゃないの??


えー!なんか全然芸風が違うじゃないの。

それにあのデカパン穿いたハゲズラの。さっきゾイルだった黒木さん?

こちらの方の芸風は、、、、まあそんなに変わらないかもしれないわね。相変わらず歯が白くて。


ピューロのショーを見て気になるダンサーさんがいたとしても、以前はピューロでガイドブックを買っておうちに帰ってから記憶を頼りにまじまじ眺めて運が良ければお名前が分かるという状態。

大体、初ピューロの時にガイドブック買って帰る人がそんなにいるとは思えませんし、私だって買ったのは5回目のピューロの帰りです。

ダンサーさんの顔が載ってるって知ってたらもっと早く買ってたでしょうけど。

また、当時のピューロランドの公式サイトにはダンサーさんが紹介されているページもあったりしましたが、それにしたってそのページの顔と写真を覚えて行かない限り、初ピューロの時に名前が分かるなんて事は無理でした。
昨年2003年が我が家にとってのピューロ元年みたいなものでしたが、エンターティナーの方のお名前が分かってくるまでにはそれなりに回数と時間が掛かってるんです。

それが今やピューロの中で無料で配っている「ショープログラム」のお陰で、初ピューロのお父さんお母さんでも、現場での顔と名前の確認が可能になったのであります。
これって、かなり画期的なことだと思います。

サムデイや妖精フローレンスの最中にこの「ショープログラム」をちらちら見ているゲストの方を見かけることがありますが、多分目の前のダンサーさんの名前確認作業と思われます。そのダンサーさんに興味を持ったからこその確認作業なのでしょうから、私はなんか嬉しく思うのであります。

「プログラム見てないでちゃんとショーを見なさい!」と言いたい気持ちもありますがこの場合は許可しましょう。

ダンサーさんの名前が分かってくると、これが実に楽しいのです。

例に挙げたようにピューロの場合は一日にいくつものショーを掛け持ちされてる方が多いので、同じ日に全然感じが違う別の役に出てる事がはじめて分かった時なんか、ちょっとした感動が味わえますし、自然に応援したい気持ちも沸いてくるのであります。

かように素敵なショープログラム。

ときおりもらったこの「ショープログラム」をイルミナントを観る時などにお尻の下に敷いてるゲストの方をお見かけ致しますが、バチが当たってどっかが腫れたりするので絶対にやめましょう。