■ピューロレポ 2004年8月 番外編

隠密単独ピューロ行き決行、そして発覚

2004年8月、お盆休み中の平日

天候:晴れ

**我が家の、×回目という条件は満たさないため

8月某日、私はかねてから心に秘めて虎視眈々と機会を狙っていた「お父さん単独ピューロ」を決行致しました。

しかも結果的に家族に内緒で行くという隠密作戦になってしまったのです。

隠密作戦であるならば当然ココにレポートなんか書けない訳です。バレちゃいますから。

その書けないはずの、世界に向けて発信できない、私の胸の奥にだけひっそりと思い出としてしまってあったはずの隠密単独ピューロレポートをなんでココに書いているかというと、、、、、、

はい、その通り。バレたからです。

それはお盆休み中(と言っても週の前半です)の平日のことでありました。家族3人で家内の実家に行っていたのですが、私一人、一時的に家に帰ることになりました。

車で帰ったのですが、家内の実家から私の家までの途中に、なんとピューロランドがあるではありませんか!

正確に申しますと、途中にあるわけではなく、世間で言うところの遠回りをするのであります。

実家、ピューロ、我が家の間の距離の比率を表したのが図1です。

ゴールデントライアングルと呼ばれております。なお、地図上でてきとーに測った直線距離比率ですので実際走る距離比ではなく、方位も実際通りではありません。

「三角形の二辺の和は他の一辺より大きい」の通り、実家A地点から直接我が家B地点に帰る場合には9だった距離がC地点ピューロを経由することにより4+8=12となってしまい、直接帰る場合の1.33333倍の距離となります。


図 1

しかーし、それは実際に走る距離の差なだけであって、実家A地点からからC地点ピューロに向かう際の車内のワクワク感は、4の距離を1程度にしか感じさせません。

またC地点ピューロという夢の世界で一日十分楽しんでから我が家B地点に向かう際の車内の充実感は、8の距離を5程度に縮めてしまいます。

結果としてトータルでも1+5=6であり、直接帰った場合の9と比較して実に0.66666倍と、逆に短くなってしまうのであります。

ですから、途中でC地点ピューロに寄った場合の、世間で言うところの回り道は、逆に

「ココロの近道」と言っても良いのでないでしょーか!

で、どこまで話しましたっけ?そうそう、バレたところですね。

一人書きながら盛り上がって缶ビール2本開けちゃった私ですが、本題に戻らせて頂きます。
発覚時の状況
家族全員で我が家に帰って来てから数日後のお話です。

いつもの様に朝食前の犬の散歩から帰った私は、庭で愛犬にエサなどやっておりました。すると、家の中にいた娘が窓を開けて私に言います。

娘 「お父さん、ピューロ行っちゃったの?」

え!?

私 「散歩に行ってきたんだよ。いつも行ってるじゃないかー。」

娘はふーーんと言って窓を閉めました。

ちょっとビビッた私ですが「いや、まさか」と愛犬の水を取り替えたりします。

するとまたもや娘が窓を開けて言います。

娘 「お父さん、ピューロ一人で行っちゃったの?」

え!え??

私 「なーに言ってんだよ。皆で行ったじゃないか。

(↑7月に家族で2回も行ってますからネ)

忘れちゃったのかなー?」

娘は、またもやふーーんと言って窓を閉めました。

家の中では娘が家内に向かって

「お父さん、行ってないってー。」

などと言ってる声が聞こえます。

すごくビビッてる私ですが、短時間にぐるぐると思考を巡らしてみてもご利用は計画的で完璧なハズです。

「ふっ、そんなハズ無いよね。自信を持て、自信を。お前はチャンピオンだ!」

娘にどう言ってやろうか考えながら家に入っていくと娘はまた

娘 「お父さん、ピューロ一人で行っちゃったの?」

私 「なーに言ってんのかなー、こないだみんなで、、、、、」

と言いかけた私の目にとまったモノは、娘の手に握られているピューロのパスポートだったのです。

そこには私の完全犯罪を打ち破る、どう考えても言い訳の出来ない、存在するはずの無い日付(犯行日時)がしっかりと印刷されていたのです!(涙)


アリバイ崩れる
私 「うーーん、お父さん一人でピューロ行っちゃったかもしれないねー」

と言うしかありませんでした。

証拠品であるこのチケットは、私のズボンの尻ポケットに無造作に突っ込んであったのを家内が洗濯の時に発見したのでありました。

娘にはまだチケットの日付が意味する最重要事項(自分が行ってない日のチケットであること)なんて分からないですから、家内が娘に手渡しながら

「お父さん、一人でピューロ行っちゃったみたいだよ」

と告げ口したというのが真相です。

そういう姑息な告げ口をするのかーオマエはー!と意気込んで洗濯モノを干している家内のところに行き一言。
私 「すみません。内緒で行きました。」

家内 「そんなことだろーと思った!」
しかも最悪なことにその日はバイク仲間とレースの打ち合わせをしてたなんてアリバイ工作をしていたという事実も、最悪の結果を招いた原因です。

浮気がバレル時って、こんななんだろーなーと想像するお父さんでありました。

娘は別段ショックを受ける風でもなく、「またピューロランドに行きたい」と言っております。
父親の前で気丈に振舞っているのか、別になんとも思ってないのか、はたまたお父さんの単独ピューロ行きを奨励しているのかは不明ですが、、、、

良い娘だ、、、、。

ま、そんな訳で今回の単独ピューロはレポートしないつもりで見てたものですから、細かいところは覚えてないところが多いので、その点ご容赦を。

出発が遅かったので到着は昼過ぎ、なんとかイルミナントには間に合う時間です。

当然地下駐車場はあきらめ、最寄の東1立体パーキングに車を入れると次ぎから次ぎへと車が入ってきます。

こんな時間なのに。

ピューロの入り口まで行くと、さすがはお盆休み直前スペシャル、思った以上にどんどこどんどこゲストが入っていきます。

ちょっとひるんで入り口だけ拝んでかえろーかーなーとマジで一瞬思ったりもしましたが勇気を出して突入。

チケットブースで

「大人一人」というのも、ちょっとドキドキしたウブな私であります。

時刻はイルミナントが始まる13:00まであと30分。うーーむ。混んでます。

1Fの後ろのほうよりも2Fが良いだろと探しますと、タイミング良く知恵の木前にスペースがあきました。

2Fでなんか見たことないのでそれも良いかなーと思ったのですが、、、始まって見るとこの位置、ちょっと見づらいですね。

イルミナントでは1Fで座っているゲストのかなり近くでダンサーさん達は踊ることが多いのですが、2Fから見ると真下になるます。この場所には屋根の張り出しがあるので真下はまったく見えません。
 

手前のアミが張り出し屋根部分
遠くのほうは見えますけどね、1Fで座っているゲストの近くは見えないので見える幅、つまり視界が狭いです。

でもその代わり2Fでないと見えないものがあってね、結構面白かったな。


フロートからキキが出てくるところ
コンパクトに隠れててカワイイ

クラウンのみんなが手を振ってくれたデス

 

最後のビヨーンビヨーンが間近で見れて感激

13:30に終わり次は知恵の木ステージでお宝抽選会ですが、1Fが混んでるんでヘタに降りていくよりも良いかなと思って2Fで見てました。
人が多かったなー。

そしてお次の14:35からのウサハナのカラフルファンタジー。
もうどこにも動けないかなってことでそのままそこで見ました。

2Fから見るカラフルファンタジーもお初で、なかなか良かったです。

普段以上にウサハナ中心に見てました。普段もウサハナ中心に見てますけど、すぐお姉さんがフレームに入ってくるので仕方無いんですよ、、、、なんてウソです、ゴメンなさい。

階段にバッタリ倒れる
なんか、つん子みたい
15:00頃終了。

同じ場所で2時間半立ちっぱなしで大変疲れたお父さんは45分後のTOPの前説まで外でお茶してました。

さてTOPの前説が始まる時間に戻りましたが、やはりウサハナのショーよりは知恵の木ステージもすいているので今度は1Fの適当なところで見ます。

前説はまっちーと永井さんでした。

夏バージョンである有頂天舞踊団の登場ですが前々回のレポートに書いた通り女性陣の衣装がかなりやばい系セクシー衣装なので1Fで見られる事にドキドキです。


こりゃヤバイ!
16:30終了。

次は17:00からの「みこし夜まつり」です。

前回、前々回は「ディナーショー」を見たためにパスした「みこし夜まつり」ですので見るのは初めて。

どんな感じか分からないので、とりあえず2Fで見てました。

ゲタップやら和太鼓やらなかなか盛りだくさんで面白かったです。

特に和太鼓って、知り合いに本格的にやってるのがいたから割と身近にあったんですけど、リズム感だけではなく体力も(筋力も)かなり必要なので相当練習してもなかなか難しいですよね。

全員今年の新人の方で、一生懸命やってる姿に応援してしまいます。

みこしはまあそれなりで、楽しんで参加できるお子様には良いんじゃないでしょうか。
お父さん、お母さんもみこしに参加できるんですが私は遠慮しときます。

キライな訳じゃなく、なにしろ浅草出身で三社祭りの時は毎年頭を角刈りにして神輿担いでた、中学の時には仲間で平均台担いで練習していた私なので本気出したらそーとー浮きまくりますので。

さてお次は18:30の本日2度目のイルミナントがあるんですが、どうしよっかなー。

なんか、一人で来てると待ち時間が手持ち無沙汰で「帰っちゃおうかなー」とか思いがちです。やはり家族でピューロが良いですな。

ま、帰ろうかなーと思ったのは一瞬で結局見ることに決定。

折角なので、今まで見たことのない位置を探して、これまた2Fからになりました。

同じ2Fでも、ここからのほうがカナリ見やすいです。



終了し、お土産を見るかなーと3Fフェスティバルプラザに行きますが、良いのがあっても買えないのが隠密ピューロのつらいとこ。

以上で本日のピューロは終了。

あー楽しかった。

パスポートで入ったものの、結局入場券だけで見られるショーしか見なかったので買ったとたんに日付が印刷されたパスポートはズボンの尻ポケットに入れられたままその存在を忘れられていたのです。

結果として、そのお陰で犯行が家内にバレるという最悪の事態となるに至ったのでありました。

やっぱピューロは家族で行きたいものです。一人で行ったって面白くないっちゅーのはウソだけど、感動を共有できる人がいないともの足りないです。

今後は一人で行かなくても良いように、強行に家族で行くことを要求しましょう。
今日の標語

「内緒で行ってバレルなら

いつもニコニコ事前に告白」