初めてのピューロランドでハマったおはなし
ピューロランドの思い出話です。
2歳の娘を連れて親子3人で初めてピューロランドへ行ったのが2002年。下の記事に書いた通り、当時のパレード「イルミナント」のクオリティの高さに衝撃を受けました。
その日は3階のショップを覗いて、ご近所にいくつかお土産を買って帰りました。
確か、1冊丸ごと「イルミナント」の詳細記事やら写真やらが載った結構分厚い本が売っていました。手に取ってパラパラめくってはみたものの、
全さんふむふむ、なるほどなるほど
なんて言いながらも買わず。
次に家族でピューロランドに行ったのが、その約半年後です。
当然イルミナントもしっかり最前列で観て、思いっきり平日ピューロを堪能して帰りました。
帰り際に3Fのショップでイルミナントのビデオを見つけたものの買わず。自分用に「イルミナント」のCDだけ買って帰ったのでした。
犬の散歩中に号泣するお父さん
しばらくCDのことは忘れてましたが、ある時思い出して携帯プレーヤーにダビング、当時飼ってたわんこの朝の散歩のときに聞いたんです。
河原をわんこの散歩しながら流れてきた「イルミナント」
パレードでは一部しか流れていませんでしたが、今は違います。全部の歌詞が耳から流れ込んできます。
ん～～～
なんとあたくし、この曲を聞きながら涙が止まりませんでした。わんこの散歩しながら河川敷で号泣！
なんで？自分でも全く分かりません。
歌詞がとにかく心を揺さぶって来たんです。
イルミナント（ILLMINANT）の歌詞
ILLMINANT
作詞：角松敏生
作曲：角松敏生誰にでも叶えたくて 叶わないことがあるなら
目を閉じて大事なこと 想い出してみればいいねその胸の中にある君だけの光よ
空へとかざせば夜は明けてゆくよサンライズ もっともっと光れ 未来までも届くように
ほら踊ろう回ろう みんなの夢を叶えて
言いたくてしかたがないことが いえないこともある
そんな時は怖がらずに あるがままの君でいいよひとりで悩む夜は誰かに打ち明けよう
思いもかけない優しさに出会えるドリームオン 咲いて咲いてすぐに 花のような微笑で
ほら見挙げた空に みんなの夢を叶うよその胸の中にある君だけの光は
今でも変わらずに輝いているよ
え～！ヤバいヤバい！！なんであたくし泣いているんだ？
足元でわんこが見ているじゃまいか！
なんで泣いたのか、、、
数年前に会社の社内ベンチャー募集の公募を受け、エンジニアとして参加しました。子会社を立ち上げて、全く新しい技術で新しい電子デバイスをアメリカに工場を建てて生産する。という結構無謀なチャレンジでしたが、参加したメンバーは皆、心に希望をもって参加していました。
しかし残念ながら911同時多発テロの影響もあり、結局断念してチームは解散。
会社を去っていった者もいました。元の職場に戻れた者はほとんど無く、全く異なる職場に飛ばされるのが大半。
仕事の内容も大きく変わり、みんななにかしらショックを受けていて、この先に不安を持っているメンバーが多かったんです。
初めてピューロランドに行ったのは、丁度そんな頃でした。
自分は仲間の中では年長の方でしたので、落ち込んでいる若いメンバーに相談されることも多かったです。
全さん大丈夫だよ。俺なんか全然凹んでないよ。良い経験になってよかったな～って思ってる。この経験生かして次の仕事がんばろうよ
なんて言って慰めていました。
決して無理していたわけでなく、自分でも本気でそう思っていたんです。
そんな時に偶然出会ったピューロランドのパレード。イルミナントの歌詞と、誇りをもって全力で演じるキャラクターやダンサー。
そして感動のラストシーン。
ピューロランド希望に燃えたあの光は、まだその胸の中にあるんでしょ？また夢に向かっていけばいいじゃん
って言われたような気がしたんです。
そして仲間や家族の手前、全然気にしていない素振りをしていたけど、実は自分もかなりショックを受けていたんだってこと。
ピューロランド無理しないで、認めちゃっていいんだよ
そっか。そうだったんだな。俺もあの時めちゃくちゃ凹んだし、落ち込んだんだ。
それを認めて、ここからまた頑張れば良いんだな。
無理していたことに気付かせてもらって号泣して、涙のお陰でとってもとってもスッキリしました。
全さんよし、これからも頑張ろう！
しかしピューロランドすげーなー！パレード最高やんか！！
その後、気持ちを新たにして取り組んだ新しい研究テーマでそれなりの成果を上げることが出来たのは、あたくしの実力の賜物ではあるものの、「イルミナント」のお陰も10%？？いや20%くらいはあるのでは、、、と思って感謝しております。
2007年6月「イルミナント」が終わって新しいパレード「ビリーブ」になった時は、正直寂しかったですね。
「ビリーブ」も良かったんですが、「イルミナント」への思い入れが強すぎましたので。
